2024-03-26 10:50:44 更新

キルコート

キルコート
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
詳細を見る
目次閉じる

キルコートとは?

特徴

メリット

デメリット

価格相場

耐久性

人気度

メーカー

モデルケース

この記事を書いた担当相談員の総合評価

キルコートとは?

遮熱塗料の機能を高いレベルで有する塗料です。日射反射率等の言葉で表現される場合が増えてきていますが、90%程度の反射率を誇ります。更に塗膜の熱を通しにくい機能(保温効果)でさらに温度を抑制します。

特徴

太陽熱を反射する事で表面温度を下げ、熱を伝えにくくする事で更に熱を抑制します。結果室内温度を2℃~6℃抑制できます。空調設備があれば、室内の熱源を外部に逃しにくくし空調効率が上がり約15%~40%程電気代が削減できます。遮熱保温の効果があるので夏は涼しく冬は暖かく、冷暖房機の使用回数が減り環境にもいいです。。応用分野としては、住宅・建物はもとより、産業向けも含めた幅広い多用途での使用が可能です。

メリット

室内の温度を制御できるので夏の熱中症対策や、一年を通して電気代を節電できるところがメリットです。断熱塗料メーカーからは半年間の冷暖房費の電気代節約が16.000円というデータがでています。また耐久年数が15年と長く、塗り替えの回数がウレタン、シリコンに比べ少なく済むところも施工主の負担が少なく利点といえます。また塗料成分としても安全の品質基準を大幅にクリアしています。キルコートはは水性塗料となり、ホルムアルヒデドの塗料製品規格最高基準値を大幅に下まわっており、「F☆☆☆☆」を取得しています。

デメリット

断熱塗料は肉厚が命です。そのため断熱塗料メーカーでは、商品を売るだけというよりも断熱性能をきちんと発揮させるために、専用の塗装方法を定めていたりしているため、メーカーの技術研修を修了してからでないと扱えない塗料もあります。  塗装は塗りにくいと薄めて塗ることができるため、それがトラブルのもとにつながることも多く、特に塗膜がうすいと断熱性能は極端に低下するため、メーカー使用の正確な塗装作業が求められますし、施工工程が多いので施工日数がかかります。また、実際に施工した方の情報が少ないためデータの信用性は薄い。キルコート塗料はまだまだ施工者が少なく実際に施工したお客様の声が少ないためデータの信用性は薄いでしょう。既存の情報による比較ですと性能は高いので今後の伸びに期待できる製品です。また色に関して今のところ種類が少なく鏡面仕上げにできないというところからも選択肢が少ないという声もあります。

価格相場

ガイナよりは施工価格は抑えられますがそれでもまだまだ値段は高いと言われています。

耐久性

キルコートの耐久年数について15~20年ととらえています。ただし、その年月が経過してキルコートに劣化が見られたとしても、退色や汚れの付着、若干のチョーキングなど塗膜のごく表面のみの範囲に留まると考えられます。したがって、初回の塗装のときのような工程を行う必要はありません。表面の洗浄後、キルコートを薄めに一回塗装し、必要に応じクリアトップコートをかけるか、あるいは、遮熱トップコートのみを塗装することで十分と考えます。

人気度

東日本大震災以降、節電意識が高まり環境を意識する人が多くなっている中、やはり注目度は高くなっています。あとは施工実績とデータが十分になってくればなお人気度は高くなると予想されます。

メーカー

株式会社 シンマテリアル ワン

モデルケース

塗装費用:約160万円(30坪)・外壁塗装 約49万円・屋根塗装 約40万円・付帯塗装 約15万円

この記事を書いた担当相談員の総合評価

ガイナと同じような性質をもつ遮熱系塗料ですが、ガイナよりも遮熱保温に力を入れた宣伝をしているので、節電意識がたかい人に今後更に注目が集まる塗料だと感じました。

外壁塗装の窓口で相場チェックしてみませんか?
ページトップ